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「日本国憲法は、いま、大きな試練にさらされています」―2004年6月10日に井上ひさし、梅原猛、大江健三郎、奥平康弘、小田実、加藤周一、澤地久枝、鶴見俊輔、三木睦子さん9氏による「9条の会」から発せられました。 このアピールは、戦争放棄と戦力を持たないことを誓った日本国憲法のもとで、これまで世界の平和に貢献してきたにもかかわらず、その9条を中心に憲法「改正」の動きが出てきたことを危惧し、日本と世界の平和な未来のために日本国憲法を守る一点で多くの国民が手をつなぎ、「改憲」を阻む努力をしようと強く訴えています。 スポーツにとって、戦争のない平和な世界こそが活動と交流の最大の保障であるだけに、私たちはこのアピールを真剣に受けとめたいと思います。 かつての侵略戦争の時代にはスポーツは敵性文化として敵視され、その一方では、「戦技」として教練や戦争の道具に変質させられました。また、多くの前途有為のスポーツ選手たちが活動を停止させられ、尊い命を落としました。暴力で平和を破壊した戦争はスポーツの自由を奪い、その進歩・発展を止めてしまいました。 戦後、この苦い轍(てつ)を繰り返してはならないと決意した私たちの先輩諸氏は、平和・自由・人権を根本精神とする日本国憲法の実践者として尽力し、今日のスポーツの交流と発展の土台を築いてきたのです。いま、私たちがスポーツのできる幸福を実感できるのも、その基礎に「戦争をしない国」を宣言した憲法とその保障にむけた幾多の努力があることは間違いありません。 21世紀の新しい世界が開いたいま、平和のもとで交流する意味をあらためてかみ締めるときではないでしょうか。さきのアテネ・オリンピックは世界の人々がスポーツを通じて平和に交流する姿を映し出しました。ここに私たちは大きな確信を抱き、新しい世紀を戦争のない平和で豊かな世界にしていくために、その一員として力を尽していきましょう。 とりわけ、「戦争をしない国」の憲法9条を持つ国のスポーツを愛好する人々が平和のために声をあげて行動することは、大きな意味のある大切なことです。「9条の会」のアピールに賛同する私たちは、ここに「スポーツ『9条の会』」(略称「スポーツ9」)をおこし、広く国民とともに「戦争をする国」に逆戻りさせない運動に合流していきたいと考えます。 私たち「スポーツ『9条の会』」は、スポーツを愛好するすべての人びとが、「戦争をしない国」の国民として、憲法と9条を守る平和の思いで共同し、そのために、それぞれが持てる力を大いに発揮することを心から呼びかけるものです。 2004年12月24日 スポーツ「9条の会」呼びかけ人一同 スポーツ「9条の会」アピールは、「スポーツマン」という文言を使用しないように修正されました。 修正の経過はニュース第2号に掲載されています。 上記アピールに対するみなさんのご賛同をお待ちしています! |
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